お子さんが産まれて初めてカメラを買うパパやママは、どんなカメラを買えばいいか悩んでしまうこともあると思います。
- とにかく高くてハイスペックなカメラがいいのか
- そこそこのスペックでも上手く撮れるのか
- どの程度の金額のカメラがいいのか
- そもそもそこそこなスペックって何?
結論から言うと、性能面だけで見れば現代のカメラはどれを買っても問題ありません。
付加価値としていろんな機能がありますが、その中で抑えておきたいところは何点かあります。
カメラによって特徴的な機能はさまざまなです。
僕がこれまで子どもを6年間撮影してきて、この機能は必要だよなーとか、子どもを撮るときにはこの機能があると楽だなーと思った部分についてお話します。
目次
小さいお子さんを撮るために便利な機能やおすすめの特徴
- 軽いカメラ
- 威圧感のないデザイン
- 編集いらずのプリセット機能
- 手ぶれ補正
- ズームをしても高画質
- 動画性能(切替も簡単)
- AFの速さ
- 顔認識や瞳AF
- 可動モニター(チルトがおすすめ)
- シンプルな操作性
- Wi-FiやBluetooth転送機能
軽いカメラ:抱っこしながら片手で撮れる
カメラ好きだとしても子育て中なら、子どもを抱っこしながら片手で撮影することもあります。
片手で撮ることが多い場合はスマホよりもコンデジや小さいミラーレスの方が簡単です。
片手でカメラを撮るとブレが起きたり、構図が不安定というデメリットもあります。でもそれよりも写真を残すことが大切になってきます。
»子育て世代のパパ・ママにおすすめ!サイズ感も写りも良いコンデジ6選
威圧感のないカジュアルなデザイン
お子さんが産まれると、人の多い場所に行くことが増えると思います。
そこにはもちろんほかのおうちのお子さんもいることが多いので、あまりにも大きいカメラを持っているとほかのパパママを萎縮させてしまうかもしれません。
「うちの子、写ってない…?どこ撮ってるの?」
みたいな感じで気になってしまい、気持ちよく遊べなくなるかもしれません。
撮ってる側は、「いやいや自分の子しか撮ってないし」と思うかもしれませんが、どう思われるかはわかりません。
実際僕もゴツいカメラとゴツいレンズを持っている方を公園で見かけたらちょっと「お、おう」となります。
なのでできるだけ、小さく、目立たないスマートな感じのカメラを持っていくのがいいのではないかなーと思います。
もちろん自由ですが、周りへの配慮も考えることはすごく大切だと僕は考えています。
»カメラを持って公園に行くときのマナー。気をつけたいことまとめ
画質の良さを保つためのスペックや特徴
最新のカメラどころか、短めに見積もっても5年以内に発売されたカメラを買えば間違いなくすごく綺麗な写真を楽しめます。
何年も昔のカメラでもフィルムでも綺麗な写真は残せるのですが、誰でも簡単にという考えを付け加えると5年くらいかなーという感じです。
ズームでも高画質であること
ズームをすると画質が落ちることはよくあります。
昔の高倍率ズームは望遠側がざらつくこともありましたが、最近は綺麗な写真を撮れるようになりました。
ズームを活用する方はスマホだと弱いのでカメラを活用することをおすすめします。
手ぶれ補正
手ぶれ補正はなくてもいいのですが、あるととても便利。
手ぶれ補正がついていれば、“息を止めてじっくり撮る”みたいに頑張って撮らなくてもそこそこ良い写真を撮れます。
動画を撮るならボディ内手ぶれ補正がついているカメラじゃないと厳しいです。ついていないなら正直スマホの動画性能の方が上ですね。
そこそこ高画質な動画性能
- 高画質な動画性能(4Kで撮れると良い)
- ボディ内手ぶれ補正がついていると良い
- マイクの音質も良いとシェアしやすい
- 動画レリーズボタンがあるといい
4K動画は最近の機種ではだいたい撮れますが、撮影時間が極端に短い場合もあるので注意してください。
性能面では動画レリーズボタンや、動画と写真の切替ボタンがカメラの上部にあると便利です。メニューから切替が必要な場合はスマホで撮る方が楽。
編集いらずのプリセット機能
プリセット機能は使えるものと使えないものがあります。
特に有名なのはFUJIFILMのフィルムシミュレーションです。
フィルム時代の色合いを再現するようなプリセットは、現代の高画質、高彩度な写真とは違い多くの人に刺さりました。
子どもを撮る上でもとても自然な色合いになることが多く、編集なしですごく素晴らしい写真になるので人気が高いです。
子どもが産まれると写真の編集をする時間もなかなか撮れません。
カメラの中で完成された写真をスマホに転送してシェアするだけならカメラを使うのも億劫に感じなくなるはずです。
AF(オートフォーカス)の速さ、精度(年齢による)
AFの優先順位は人による(と思っている)
AFは高速であればあるほど便利ですし、動く被写体もとらえやすいです。
僕もAFが遅いカメラを使うと、もっと速いカメラがいいなあと思ったことは当然あります。
ただ、AF性能に頼らなくても困らない年齢や撮り方もあると思います。
AFがイマイチでも困らない人
- ほぼ歩かない年齢のお子さんだけを撮る方
- MF(マニュアルフォーカスやオールドレンズ)で撮るのが好きな方
- フィルム機のAFや古いカメラのAFを経験してきている方
- 曖昧な写真(ピンボケ)な写真も好きな方
AFにそこまでこだわらず、古い機種を買うのもありだと思います。
世代の古いレンズ一体型のコンデジは最新の機能はついていません。
でも少し古いレンズが付いていることが多く、味のある写真を撮ることができるという特徴もあります。
顔認識、瞳AF
顔認識があれば動いていても撮りやすい
最近のカメラは顔認識、瞳AFがついていない機種のほうが少なくなってきています。
精度を求めるなら顔認証もAFもSONYが強い印象。
少し古いカメラを買うと顔認識機能がない場合もあるので確認してみてください。
稼働モニター(チルト、バリアングル)
稼働モニターがあるとお子さんを撮りやすくなります。
寝ながら低い位置から撮るなんてことはもうしなくても大丈夫。
バリアングルは個人的に見た目が好きではないですが、画面を上向きにすることができる点では必要な機能だと思います。
チルトモニターが一番最適解だと思っていますが、個人の好みの問題なのでお好きな方で。
- チルト:ディスプレイのスタンドを固定したまま、画面を上下に傾けることができる
- バリアングル:ハンディカムのようにパカパカ開く
操作面
シンプルな操作性
シンプルな操作性、ご自分が使いやすいと思う仕様はとても大切です。
- FUJIFILMのようにダイヤルをガチャガチャやりながら設定を変えるカメラが好き
- ガチャガチャせずにボタンで変更するほうが好き
カメラメーカーによって全然違いますので、まずはレンタルしてみるとか安いカメラを中古で買ってみるとか、そのあたりから始めてみるのもおすすめです。
higekoi
どうしても動画性能やAFに満足できなくてFUJIFILMからSONYに変えたこともあるけど、操作になれずすぐに戻った経験もあります!
簡単に使えるWi-Fi転送やBluetooth転送
- スマホやiPadがメインで写真を管理する
- 現像はあまりしないつもり(撮って出しで十分)
- すぐにSNSで共有したい(インスタストーリーやX(旧Twitter)でリアルタイムに
最近のカメラはWi-FiやBluetooth転送がないカメラはほぼないと思います。でもその中でも使いやすい使いにくい、アプリがよくないなどはやっぱりあります。
まとめ
子どもを撮るために必要な機能は人によってもちろん違います。
完璧なカメラを求めれば求めるほどカメラのサイズもレンズも大きくなるので、必要な機能、自分に合う機能を選ぶことが大切です。
職業としてカメラを使っている方は、どんどん高機能なカメラを使うのも良いと思います。
でもパパ、ママはどんどん機能をそぎ落としつつも必要なスペックを残し、なるべく小さいカメラ、ってのが一番の最適解なんじゃないかな~と。
6年くらい子どもを撮っていて僕はそんな結論に至り、今はX100FというFUJIFILMのカメラ1台に戻りました。
でかいカメラもあればいいんですけどね。また良い出会いや機会があればカメラを増やしたいなと思っています。